アレルゲン特異的免疫療法

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アレルギー性鼻炎に対しては,さまざまな薬剤が開発されているが,根治を期待できる
治療は現在においてもアレルゲン特異的免疫療法以外には存在しない.

通年性アレルギー性鼻炎の治療では,通院治療が長期にわたるため,わが国のガイドラインでも軽症から重症まで全ての患者に推奨されている.

現在は皮下投与が中心であるが,欧米では舌下エキスが使用され,スギアレルゲンに対しては2014年度にわが国でも上市予定である.

ハウスダスト,ダニに対する舌下免疫治療に対する臨床治験も現在進行中である.

舌下投与では皮下投与に比べ有害事象,特に全身性の有害事象が少ないことが報告されており,今後主流となる可能性がある.

以下に免疫治療のエビデンスを記載する.

1.舌下免疫治療

コクラン共同計画のシステマテイックレビューにおいて,通年性アレルギー性鼻炎に対するSLITの効果が確認されている.

Standardised mean differense(実薬群とプラセボ群の平均値の差を標準偏差で割った値)でsymptom scoreが-0.93.symptom medication scoreが-0.43となっている.

小児においては有効性を示す報告と有効性を否定する報告があり,評価が確立されていない.

<続く>

現役薬剤師